品川区京浜急行北品川駅より徒歩8分。内科、外科の南医院です。かぜや急な熱などの症状から高脂血症、糖尿病などの生活習慣病までなんでもご相談ください。
● 「カゼ」で受診された方へ こんな時は再診を
かぜ薬を飲んでいても、以下のような症状があればもう一度診察を受けてください。
<熱> 3〜4日で下がらない熱。 「かぜ」による熱は通常数日で解熱します。熱は朝少し下がり、夜に上がるのが一般的な形です。 図のように朝と夜の体温を表に書くと病状が悪化しているか、良くなっているかが分ります。 (図Aは朝少し熱が下がるが、夜になると高熱を繰り返す。炎症が続いている悪い状態。Bは上がり下がりを繰り返しながら熱が下がっていく。炎症が治まっていく良い状態。)
熱が出始めてから・治療を始めてから3〜4日経っても下がる傾向にない場合は単純な「かぜ」でない場合もあり薬の内容を変える必要があります。
<のどの痛み> 飲み込むと痛みがひどくなる。 「水も飲めない・息が苦しい」。
唾などを飲み込むときにひどく痛むのは細菌感染が合併した可能性のある症状で、この場合、抗生物質の内服が必要になる事があります。 のどの痛みが強くて水分がとれなかったり、息苦しい場合にはのどの腫れがひどくなっている可能性があり、耳鼻科的な処置が必要な場合があります。
<せき> 夜眠れないような強いせきが続く。 せきが2週間以上続いている。
夜眠れないような強いせきが続く時には抗生物質が必要な場合があります。 カゼによるせきは通常1〜2週間で治ります。2週以上続く場合にはカゼ以外の要因も考える必要があります。
<たん・鼻水> 黄色い「たん」鼻水が続いている。 一般に透明なのはウィルス感染。黄色や「アオッパナ」の様な色の場合、細菌感染を合併している可能性(発病2〜3日間は除く)があり、抗生物質の投与が必要な事があります。
【当院の「かぜ」への対応】 いわゆる「かぜ」の大部分はウィルス感染によるものですから、多くが対症療法(例えば、せきには咳止め)だけで、1週間程で改善します。ウィルス感染には効きませんから細菌感染が疑われなければ抗生物質の投与は行いません。 病状が改善しているかどうかの判断は、薬を飲みながら数日おきに症状がどうなっていくかを見て判断します(このため、原則としてかぜ薬は1回に4日分程度しかお出ししません)。 カゼの症状が長引く場合や著しく悪化する場合には単純な「かぜ」以外の要因(細菌感染などによる副鼻腔炎・扁桃炎・気管支炎・肺炎など)が加わってきた可能性を考えます。必要があれば検査を加えることもあります。
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