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●当院の定期検査の考え方 腎機能障害

腎機能障害

 

【検査項目】
(1)血清クレアチニン(採血検査) :腎臓は血液を「ろ過」して尿を作り、この尿の中に老廃物を捨てています。クレアチニンこの老廃物のひとつです。

腎臓の機能が低下すると、老廃物のひとつであるクレアチニンを捨てる力が落ち、尿中に捨てられなかった分、血液中のクレアチニン濃度が上がります

 

クレアチニン

 

この血清クレアチニン値を腎機能を推算する式に当てはめて推算腎機能 (正式には「推算糸球体ろ過量」と言いますが)を評価します。
(2)尿タンパク、尿潜血(尿定性検査、試験紙法):尿タンパク、尿潜血(尿の中に眼に見えない程度の出血が起こる事)は正常ではいずれも陰性です。

【結果の考え方】
定期検査では(1)腎機能を推算する式で推算腎機能が60以下(血清クレアチニンが男性1.2、女性0.9以上)。(2)尿タンパクand/or尿潜血が±以上。の場合に問題となります。

※1 血清クレアチニンは同じ値でも、性別・年齢などの差により腎機能が正常か異常か異なる場合があるため、腎機能を推算する式に当てはめ評価します。推算式から計算された値と腎機能障害の程度は以下のとおりです。

 

推算腎機能

 

※2 病的な原因がなくても尿タンパク・潜血が陽性になる場合もあります。病的な場合には一般に、尿タンパクのみの場合やタンパク・潜血とも陽性の場合は内科的腎機能障害(糖尿病性腎症・慢性腎炎・腎硬化症など)、尿潜血のみの場合には泌尿器科的病気(結石、腫瘍など)が多いとされています。

【異常値のときの対処法】
(1)推算腎機能の値60近くまで低下している場合には、腎障害が高度になる前に、腎臓を保護する薬剤の内服、充分に血圧を下げること、血糖値やコレステロール・中性脂肪などを改善させること、食事療法などが有効とされています。他の病気と同様に早い段階で対応する事が腎不全になることを防ぐために必要とされています。(2)尿タンパクのみ又は尿タンパクと潜血の両者が±以上の場合には起床直後の尿で再検査を行なったり、尿の中のタンパク質の量を測って、精密検査や治療が必要な病的(一般に内科的腎障害)なものかを調べます。尿潜血のみが±以上のとき、泌尿器科の病気(結石、腫瘍など)がないかどうかを確認する事が必要です。いずれの場合も必要に応じて専門医の診察・検査をお受け頂く事があります。
※最近の研究結果で慢性的に推算腎機能の値が60以下の人や病的な尿タンパクが続く人は腎機能が正常な人と比べ脳卒中を1.2倍、心臓発作を1.9倍起こしやすい(長期間続いている腎機能障害は高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙などと同じく動脈硬化を悪化させる要因になる)と言う事が証明されました。この点からも早い対応が大切と考えています。

 
 
 
 
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